なぜ昔と違って医療脱毛は値段が安くなったのか?
一昔前なら、高額で普通の人には手が出せなかった医療脱毛ですが、今はとても安くなっています。テレビコマーシャルをしている大手の美容外科などでも、リーズナブルな価格での医療脱毛が可能です。本来なら自由診療となり高くて当たり前の医療脱毛は、なぜ値段が安くなったのでしょうか。
医療レーザー脱毛器の普及
今は医療レーザー脱毛が当たり前になっていますが、以前は医療脱毛と言えばニードル脱毛が主流でした。特殊なコーティングを施したニードルを毛穴に差し込んで、そこに微弱の電流を流し、毛根組織を直接破壊するのがニードル脱毛になります。
ムダ毛を1本ずつ処理していくので、施術漏れもなく確実に脱毛できるのがニードル脱毛のメリットです。しかし、1本1本施術を行うためかなり時間がかかりますし、手間がかかる脱毛法なので高額な費用が発生します。
ですが、時代とともに脱毛法もいろいろと開発され、医療脱毛でも短時間で広範囲を施術できる医療レーザー脱毛が普及し始めました。
医療レーザー脱毛によって施術時間が短縮されれば、その分たくさんの人に施術ができます。つまり脱毛方法が変わることで回転率が上がり、利益もカバーできるようになったので、医療脱毛のお値段が下がったのです。
脱毛サロンとの過当競争
脱毛サロンでの脱毛には、永久脱毛効果は認められていません。しかし脱毛サロンの脱毛技術もどんどん進化していて、永久脱毛のような効果が得られる脱毛器も開発されています。
さらに脱毛サロンは飽和状態で、主要ターミナルなどには大手の脱毛サロンが立ち並んでいます。そのため、過当競争によって脱毛料金がどんどん引き下げられていて、初めての人でも気軽に利用できるようになってきています。
ここで打撃を受けるのが医療脱毛を行うクリニックです。従来の医療脱毛の料金では初めての利用者はハードルが高すぎるので、新規顧客が増えなません。ですので気軽に通ってもらうために、値段を安くしているのです。
安くなるというと、サービスが悪くなったり技術力が落ちるなどネガティブなイメージを持ってしまいがちです。ですが、医療脱毛は敷居を下げただけですから、せっかくなので一度脱毛の相談に行ってみるといいでしょう。